エグモント日記

デンマークにある健常者と障害者がともに学ぶ学校の日常を書いてまーす!

My Boss

エグモント・フォルケホイスコーレン

そこは、ものすごく変わった学校

 

障害者・健常者が共に学び

授業以外の時間は

健常者が障害者のサポートをする

 

ここでは障害者が雇い主(ボス)

健常者は雇われ人(アシスタント)という立ち位置

 

障害者は軽度から重度まで様々な人がいて

チームによってアシスタントの人数はバラバラ

 

もしボスに何かあっても

基本的に責任をもつのはボス自身

チームの信頼関係がとても大切だなって思うよ

 

デンマーク人のチームは

入学前に面接をしていて

ボス側が誰を雇うか決めているの

 

学校に通いながら

ボスから報酬がもらえる!

すごく面白い仕組みだよね

これがMy Boss!!

ショータ20才。

生まれつき知的、身体的に重度の障害を患っているけど

いつもニコニコ陽気でムードメーカー

 

日本を出国する前にショータとは

2回しか会ったことがなかったけど

デンマークには一緒にきた

これがMy team

普段は日本人健常者3人で

ショータのアシスタントをしているよ

 

「どうやってこのチームが組まれたのか?」

疑問に思う人もいるのでは?

 

簡潔に言うと

たまったまタイミングが合ったから

 

エグモントは

2学期制(1~6月、8~12月)

今期留学を希望した男性がこの4人だった

(日本人女性も4人留学しているよ)

 

シーズンによっては

日本からの留学生が

健常者しかいないときもある

そういう場合は障害者のサポートなく

エグモントに留学って感じ

日本にいるときは

全くと言っていいほど

障害者と生活する機会がなかった

 

それはきっと

学校でもどこでも

自然と分けられていて

関わる環境がなかったからなんだろうな

 

今いる場所は

会話がうまくできない人、寝たきりの人

多種多様の人がいるけど

みんな自分を表現するんだよね

障害者だろうが健常者だろうが

自分自身に

恥じることなんてないんだなって

この場の空気感から感じ取ることがある

 

デンマーク語どころか英語も上手に話せない

自分もここでは障害者なのかもしれないけど

惨めに思わなくてもいいんだろうな

 

 

のんびりとブログ書いてるよ~

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