エグモント日記

デンマークにある健常者と障害者がともに学ぶ学校の日常を書いてまーす!

【挑戦🔥】株式会社idomu

これから新たな挑戦が始まる。

 

社会に浸透しているイメージを

変えてしまうかもしれない

そんな挑戦だ

博子(真ん中)

発起人はちょ~パワフルで

いつも若者を引き連れている博子(ひろこ)

 

僕をデンマークに繋げてくれた博子は

この挑戦に向け会社を興す

 

事業内容は重度障害者に焦点を当てた

重度訪問介護である

 

文字だけを読むと

漢字ばかりが並び

介護というワードから

堅苦しく聞こえるかもしれないが

僕たちが目指す場所はその真逆である。

福祉・介護と聞くとどんなイメージを持つだろう

数年前の僕は、

身近に介護を必要としている人もおらず

親近感がなかったため大変そうなイメージを自然と持っていた

 

今はどうかと言われると

かなり明るいイメージがある

あらゆる可能性があるとも思っている

 

なぜ、そう思えたかというと

異国の地での経験がネガティブなイメージを払拭させた

その異国の地とは

福祉先進国と言われているデンマークである

 

デンマークには

障害者と健常者の平等が成り立っている学校

Egmont Ho

(エグモント・ホイスコーレン)がある

 

僕は2022年8月から

約1年間この学校に留学していた

 

ちなみに博子も

僕が留学する5年前に

この学校に留学している

 

僕は背中を追うように留学を決めた

きっかけはただただこの景色を見てみたかったからだ

 

では、なぜこの学校がイメージを変えたのかというと

何もかもが僕の予想を上回り規格外だったからだ

タトゥーを入れていてパーティーの時には

ビールを浴びるように飲んでいる

いかにも福祉には無縁そうなイカした

同世代の人たちが

パーティーの翌日には目の色を変えて

ボス(障害者)のアシスタントをしている

デンマークはパーティー文化であり

 おしゃれの一環でタトゥーを入れている若者は多い)

 

イベントが開催されたときには

障害を持つ生徒が歌う後ろには

バンドマンの生徒たちが楽器を演奏している

 

このような状況を創造してみてほしい

どんな人でも助け合う

素晴らしい

 

このような経験から

友情を育み友達になっていくケースも

沢山ある

 

僕が重要視したいのは

この友達になるというところだ

 

日本で福祉に携わってこなかった僕は

デンマークにあるこの学校から福祉を知ったため

この環境が一般的だと思い帰国した

 

しかし、帰国してすぐにデンマーク

日本のギャップを感じるようになる

 

僕はデンマークに東京在住

21歳(留学当時)のShotaと

共に留学した

彼は留学中はずっと僕のボスだった

 

ほぼ毎日顔を合わせ

楽しいこともつらいことも

共に時間を過ごし

彼からいろんなことを学んだ気がする

 

そんな彼は帰国後

デンマークの生活が楽しかったが

日本の生活は平凡になり気分が落ちてきていると

彼の両親からそんな話を伺った

 

どうやら、障害を持って生まれてきた

ことによって同世代の人たちと関わる機会が

大幅に減少してしまうのが日本の現状らしい

 

訪問介護

 

僕個人的には、ヘルパーは福祉に興味を持っていなくても

良いと思う。なんなら持っていない方がよい時もあるのではないかと感じる

障害者だから優しくしなくては、、

そういう思いよりは、同世代の人

(ただちょっぴり不自由な障害を持っているんだから)

 

目標ややりたいことがあり、

時間が必要な人がこの事業に参入したら

どれだけ面白くなるんだろうとも思う

 

 

 

 

 

 

 

 

この事業は

北欧の考え方を基本にしているというのが肝である

 

障害者側がヘルパーを雇う

パーソナルアシスタント制度が利用できるようになる

 

僕がデンマークで見てきた景色は

僕の価値観を全く別のものに変えてくれた

「福祉」ということに関して

ポジティブな印象を持つようになった